GiNGA STORY
~2012年冬~
北海道札幌市で4種年代の指導をしている我々はトレセンの指導帰りに夜ご飯を食べていた。
「あの選手の持ち方がさー」「観るは良いんだけどタッチがさー」「攻撃→守備の部分遅いよな!」とか。
まじめな話はすぐに終わり、「最近カッコ良いウェアが無いな」「ブラジルワッペンをそれに付けるか!」そんな会話から始まったジンガの物語。
「他人と被りたくない」
「俺らが着たい服を作る」
「1000人が1回より、100人が10回買ってくれれば最高」
これがジンガの原点で、これからもブレない商品に対する想い。
最初はドン〇・ホーテで無地の白Tシャツを買ってプリントした。
汚いけど初めて作ったあのシャツはいまも札幌店にある。
インクやスキージー、Tシャツは何がいいのか。いろいろ調べた。
黒シャツに白プリントは素人には難しいんだよね。
あーだこーだー試行錯誤しながらAM4:00まで実家の2Fでプリントをした。
朝方になると何をしても楽しいハイな気分。 遊びでリバウドのシャツ作ったりね。
2012年から時は経過し、ジンガSTAFFの年齢もあがってきた。気づけば残りの人生は1/3。
ライフステージも変わり、娘は入試の時期。 あんなに小さかったのに下の子はもう小学生?
子ども達と共に我々ジンガも成長させてもらっている。
まぁ、想定よりはるかに遅いスピードだが、北国北海道の南米スタイルだからOKとしよう。
~2014年~
2年も経てば雑誌に載ったり、少しづつウェアを着てくれる人が増えた中で
2014年に行ったブラジルワールドカップ
一生に1度しかないであろうブラジルでのW杯。
チケットが当たった時のあの衝撃。
「FIFA」って名前から「congratulation!!」
急いでTwitterで調べたよ。嘘かと思ってね。
ブラジルに1ヵ月も滞在したがあっという間に時は過ぎていく。
つい昨日のことのように思い出すが本当に素晴らしい時間だった。
アーグア!アーグア!と言って水の売り子がいれば、路上で寝ている野良犬は多数。
チーズ棒売りの兄ちゃんの腰には、日本では見た事ない「黒いピ〇トル」が。
つい怖くて1本買ったら、「ジャポネーゼ!アミーゴ!」と言って1本サービスしてくれたな。
20泊以上寝泊まりした宿では、いつからか夜中の酒と美味い軽食を宿のスタッフと毎晩過ごした。
もちろんポルトガル語は曖昧。相手は英語も話せない。まだ翻訳アプリも微妙。
それでも笑顔と雰囲気でだいたい通じる。サッカーの話をすると1発でOK。
「お前らの服良いな!」ってジンガのシャツも褒めてくれた。
服で交流できる幸せを感じたし、世界は広いと感じた。
最後のサヨナラ。お会計に酒代が乗せられていなく、聞いたら
「お前らアミーゴだから」と全てサービス。
人情味あふれるブラジル人達がまた一段と大好きになった。
~2016年~
フットサルコートの隣に箱は小さいが味のある札幌直営店が完成。
ペンキ塗って、板貼って、全て自分達で作った、ジンガ札幌店。
ホントに小さいがブラジル感ゴリゴリで、TVでサッカー流して、解説の声を聞く。最高のBGM。
昔よく行ったサッカーショップの奥にある、ブラジルのクラブチームのペナントやグッズが欲しかった。
そんな非売品ばかりの店にしたくて、いろんな非売品を並べている。笑
1番人気はロナウジーニョのフィギュア。ま、売らないよ。
~20××年~
ブラジルに行ったり人生いろいろと遠回りもしたが
10年以上指導者としてグランドに立つ我々
そしてもう少しで10年になろうとしているジンガブランド
多くのサッカー少年/少女の「サッカー人生」のスタートや
成長する過程の一部にジンガの商品を!と年を重ねるたびに思うようになってきた。
1人で黙々とリフティング練習している子がジンガを着たり
自分の知らないジュニア選手達がジンガのウェアを着てサッカーをしている。
そんなのは最高に嬉しい。
最近ではSNSで全国各地ジンガウェアでボールを蹴っている子ども達を目にできる。
嬉しい気持ちと応援したくなる気持ちの両方がある。
そんな子ども達がある時
「俺ジンガしか着ないから!」「私ジンガの服がいいなぁ」
なんてこだわりが出てきたら。一人前のサッカー選手だ。
プロサッカー選手になったらうちと契約しよう。
そしていつまでも少年の気持ちでいれるのがフットボールの最高なところ。
大人のプレイヤーがシンプルに「これカッコいい!」と思えるウェアをこれからもさらに届けるのが我々の使命。
テンションのあがるウェアを着て、最高の仲間達とボールを蹴る。
週に1.2回の2時間程度かもしれないが日常生活の一部にジンガを。
これが「フットボール/ライフウェア」
とジンガブランド名の下に付けている言葉の語源。
少年がいつか大人になり、写真を見返したときに「いつもジンガの服を着てたな。」
やんちゃな、チャラい選手が、気づけばパパになり、実家のタンスを久々に開けたときに
「このジンガのユニフォームカッコ良かったな」
「自分の子どもにも着させるか」
「俺もまたサッカーしたいな」
そんな想いを繋げるフットボールブランドでいつまでもありたい。
今日までのジンガファミリー全員に心からobrigado!!!